特別展図録 江戸の旅 たどる道、えがかれる風景
平成24年度特別展図録
特別展「江戸の旅 たどる道、えがかれる風景」の図録です。
わが国における旅の歴史をひもといてみると、修行や巡礼、任地への旅など、当初は必要に迫られての旅がその主な目的でした。しかし江戸時代を迎え、旅は大きく変質することになります。諸街道が整備され、地域経済そして文化が発展するにともない、旅そものに価値を見出し、名所のみならず新たな風景美や民俗を求めての旅も増加していきました。江戸時代は旅を楽しむ時代であり、現代に通じる旅のかたちが出来上がった時代でもあったわけです。
この展覧会では、旅のガイドブックや実際に用いられた携帯用の道具類、旅を記録した多くの道中記、さらには実感あふれる風景写生図などを通じて、江戸時代の旅の諸相を紹介します。
■発行日:平成24年9月26日 第1刷発行
■サイズ:A4判/21.0×29.7 cm
■頁数:175ページ
■編集・発行:仙台市博物館
■印刷:今野印刷株式会社
【目次】
ごあいさつ
ごあいさつ(英文)
目次・凡例
カラー図版
第1章 開かれた道 ~街道と宿場~
第2章 旅する人々 ~参勤交代から参詣・湯治まで~
第3章 名所を求めて ~日本三景と諸国名所~
第4章 風景の発見 ~癖(マニア)と呼ばれた人々~
第5章 風景を集める ~真景図のコレクター~
風景美への憧れ ―記録と絵にみる山水癖―
旅日記が語る江戸時代の仙台 ―風土、名所、旅事情―
江戸時代の五街道と主な脇街道
出品目録
参考文献
英文要旨
協力者一覧
刊行物・図録・目録(博物館のページが開きます)
https://www.city.sendai.jp/museum/restaurant/kankobutsu/zuroku/index.html
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